50代からでも遅くない!アセットアロケーションはどうやって決める?

資産運用について色々調べていると
  「アセットアロケーションが投資結果の80%を決める!」
といった言葉をちらほら聞きます。
でも、自分のアセットアロケーションをどうやって決めればいいんだろう?、と思い悩んでしまうこともあるかと思います。
 そんな時、自分でアセットアロケーションを決める上でのヒントと役に立ちそうなツールを紹介します。

アセットアロケーションとポートフォリオはどう違う?

まず「アセットアロケーション」と、それと似たような意味で使われがちな「ポートフォリオ」について、どう違うのか簡単に整理したいと思います。

アセットアロケーションとは

アセットは「資産」、アロケーションは「配分」という意味なので、文字通り「資産配分」を意味します。投資対象となる資産の種別、いわゆる「資産クラス(アセットクラス)」の配分のことです。具体的には、国内株式・国内債券・外国株式・外国債券・不動産・現預金などの資産クラスをどういう割合で保有して運用するのかを決めるのがアセットアロケーションです。

ポートフォリオとは

一方、ポートフォリオは、日本語に直訳すると「複数の書類をひとまとめに持ち運べるケース」のことを表します。そこから派生して投資用語としてのポートフォリオは、投資家が保有している株式や債券などの具体的な商品や銘柄の一覧やその組み合わせのことを指しています。

アセットアロケーションとポートフォリオの違い

アセットアロケーションとポートフォリオの違いを簡潔にいうと「アセットアロケーションは資産の大分類、ポートフォリオは中分類」と表現できるかもしれません。
 「まずは大局(アセットアロケーション)を見定めて、
  大局を掴んだうえで、具体的に行動する(ポートフォリオを構築する)」
と考えると妙に納得できます。

もとまる
もとまる

どの投資商品を買おうかな、と迷うより、まずは全体像をイメージしましょう!

アセットアロケーションはどうやって決める?

アセットアロケーションを決めるということは、リスクをどの程度分散する(したい)かを決めることです。それを踏まえて、自分にとって最適なアセットアロケーションを決めるわけですが、アセットアロケーションは年齢や職業、保有資産や家族構成などで理想とするものが違ってきます。

もとまる
もとまる

アセットアロケーションは誰かのマネをするのではなく、人それぞれ違います

まずは、自分の状況を踏まえて、どの程度のリスクが許容できるか考えてみましょう。
例えば、20代の会社員で「これから資産形成するぞ」といった人は、ある程度のリスクを取ってリターンを狙ってもいいでしょうが、50代であらかた資産形成が終わりつつあるような人は、リスクは最小限にとどめながら資産運用したいですね。

「投資は自己責任で」とよく言いますが、これだとなんとなく乱暴に聞こえるので、あえてポジティブに言い換えると「投資は自分自身が納得のいくやり方で」ということなんだと思います。
自分が納得したアセットアロケーションで資産運用をしていれば、結果に一喜一憂してコロコロ売ったり買ったりするようなことなく比較的心穏やかに過ごせるんじゃないかと私は考えています。

アセットアロケーションを決めるお役立ちツール

いざアセットアロケーションを決めるとなっても初めてゼロから考えると途方に暮れてしまうと思います。そんな時に意志決定のヒントとなるツールをひとつご紹介します。
私も自分を納得させるひとつの材料として利用しています。

例えば、アセットアロケーションを海外株式50%、海外債券30%、現金20%にしたらどうかと想定したとします。でも、そのアセットアロケーションで運用した場合、どれくらいのリターンとリスクがあるのかイメージできないかと思います。何かシミュレーションできるツールのようなものでイメージできたらな、と思うんじゃないでしょうか。

そんな時にイメージするのに便利なツールとして

「myINDEX」というサイトの「資産配分ツール」がオススメです

myINDEXの「資産配分ツール」

myINDEXの資産配分ツールはユーザ登録さえすれば無料で利用できるので、気軽に試せます。
簡単にどんなことができるかmyINDEXの画面を使って説明します。
(公式HP:myINDEX

まず、自分の考えるアセットアロケーションを入力して「ポートフォリオをつくる」ことができます。
上の例(海外株式50%、海外債券30%、現金20%)に従って入力してみました。

 このツール上でのポートフォリオという言葉は先ほど定義した意味と異なりますがご了承ください

そうすると分析結果として過去30年の実績に照らし合わせた結果、どれくらいのリターンとリスクがあったのかが確認できます。

それに加えて、他のアセットと比べて入力したアセットアロケーションがどういった位置づけなのかを視覚的に確認できます。

なるべく左上のほうに位置しているのが望ましいんだと思いますが、ローリスク・ハイリターンなんていう夢のようなものはないのである程度は妥協が必要です。
何度でも割合を変更しながら確認・保存ができるので、気の済むまで試せます!

過去30年の実績ベースとはいえ、このように自分が考えたアセットアロケーションがどれくらいのリターン・リスクを含んでいるのか視覚的に確認できると、自分を納得させる材料としてはなかなか優秀なんじゃないでしょうか。

もとまる
もとまる

例えば「先進国債券と同程度のリスクに抑えつつ、より大きいリターンを」といったような具体的な狙いを持ってアセットアロケーションが決められます!

もちろん、他にもロボアドなどの有料サービスを使う方法もあるかもしれませんが、比較的気軽に利用できるツールとしては、myINDEXの資産配分ツールはオススメできると思い、今回紹介しました。

まとめ

アセットアロケーションという言葉をよく聞くし「とても重要そうだなぁ」というのは認識していたけど、これまでは難しいものだと思い込んでいた方もいるかと思います。
もちろん私もそうでしたし、日々勉強です。

ここまでの内容を読んでいただき、もし「自分の納得できるアセットアロケーションを見つけてみよう!」と思ってくださった方がいたらとても嬉しいです。
自分自身の将来(ゴール)をイメージできたら、今回紹介したツールを是非活用してみてください。

もとまる
もとまる

”正しい知識”という武器を手に入れて人生を豊かにしていきましょう!

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