
相場を気にしなくていい設計にしているはずなのに、こうして記事にしているあたり、多少は気にしているのかもしれません(笑)でも棚卸しの数字を見たら、やっぱり「設計通りだな」と思ったので、その話を正直に書こうと思います。
2026年3月、荒れた相場でした
今月は、中東情勢の緊迫化や米国の景気懸念など、複数の不安材料が重なって、いろいろなメディアでも日経平均の大幅下落などを連日報じていました。 チャートを見ると、3月だけで日経平均は月初の58,000円台から51,000円台まで、月間で10%近い下落。S&P500も約6,800から約6,340まで約7%の下落です。
3月の日経平均(ピンク)とS&P500(青線)の比較チャート

(出典:SBI証券)
「また相場が荒れてるなぁ・・・」と思ってニュースを見ていました。ただ同時に、円安が進んでいることも報じられていたので、ドル資産をそこそこ持っている人間からすると、多少は相殺されて影響は最小限になりそう。 そう思いながら、棚卸しの日(3月31日)まで、特に資産を確認しませんでした。
3月31日の棚卸しのご報告と感想
月末恒例のエクセル表での棚卸し。結果はこうなりました。
総資産は、前月比で約135万円減。およそ0.8%弱の減少でした。
内訳を見ると、株式部分が約243万円のマイナスだった一方、債券や米国株などのドル建て資産が円安の影響でプラスに動き、下落の緩衝材になってくれたようです。

やっぱり減少したけど、思ってたよりは減少しなかったなぁ
というのが正直な感想です。
ひとつ補足しておくと、我が家では債券は評価額ではなく額面(満期償還額)ベースで管理しています。満期まで売るつもりはないので評価額ではなく、償還額で計算しています。利下げの影響で評価額は買った時よりも上がっている債券もありますが、無視しています。
0.8%減で済んだ理由
理由はとてもシンプルです。
我が家の株式比率は、まだ発展途上で総資産の約29%(海外株式20%、日本株式9%)しかありません。残りの71%は現金と債券なので、それらはほぼ動きません。
株式が大幅に下げたとしても総資産の30%未満に対しての減少なので、影響は限定的です。今回はそれに加えて円安だったので株式の減少を吸収してくれた結果、約0.8%減となりました。
現在、我が家では株式のアセット比率をあげるために毎月数十万単位で投信に積立しています。(そのうえでの243万円減なので、かなり減少したってことですが・・・(笑))積立中の下落は、個人的には安値で買えるので願ったり叶ったり、とも言えます。
過去と比べてみた
記事を書くにあたって、過去の棚卸しも振り返ってみました。2025年には月間700万円以上のマイナスになった月もありました。今月の135万円減は「相場が荒れた割には」という印象です。

株だけでなく債券も、円だけでなくドルも。やっぱり分散しておいてよかったな、と改めて思いました・・・
それでも何もしなかった理由
正確に言うと、「何もしない」という選択肢しかないんです。
我が家の運用ルールでは、株式を売るのはリバランスの年1回(12月)のみと決めています。「下がったから売る」とか「上がったから利確する」というアクションを起こせる設計にはなっていません。また、「今は安いから買おう」ということもせず、あと2~3年は淡々と毎月積み立てます。
「どうしよう、売るべきか、買うべきか」と悩むと、都度判断しようという感情が悪さをするかもしれません。我が家にその判断は存在しません。12月が来たら、ルールに従ってリバランスするだけです。
我が家のルールの詳細はこちらをご覧ください。
「気にしない」じゃなく「気にしなくていい」仕組み
「暴落でも動じないメンタルが大事」という話をよく耳にします。
私は、その”動じないメンタル”を持ち合わせていないので、別のアプローチにしています。
強いメンタルで相場を見続けるのは無理そうなので、相場を見なくてもいい仕組みを作ればいいんじゃないかと考えています。このほうがよほど再現性があると思うんです。メンタルは鍛えるものではなく、使わなくて済むようにするものだと思います。
今月(2026年3月)は、この仕組みの恩恵をとても大きく受けました。日経平均などの株価下落を連日のように報じられるなか、私は特に資産を確認しませんでした。気にしないよう我慢したわけではありません。気にしなくていい状態だったから、自然と気にならなかったんです。
この状態を作っているのが「現金・債券60%、株式40%のアセットアロケーション運用」です。生活費は、現金と債券の利息から賄えばいい、株式を売る必要がなければ、株価を気にする必要もありません。
FIRE後に相場をほぼ見なくなった経緯はこちら。

相場が荒れるたびに「どうしよう」と思いたくないので、荒れる前に答えを決めておくんです。今月の棚卸しは、その仕組みが機能しているという、私なりの証明になりました。



