
人生100年時代という言葉にようやく慣れてきたのに、次は120歳?250歳?どこまで行くの??
「人生100年時代」と言われ始めてまだ10年くらいだというのに、 科学者たちは「近い将来、120歳、いや250歳まで寿命は延びる」などと言い始めているようです。 冗談ではなく、クソ真面目にです(笑)
もし本当に120歳まで生きるとしたら─52歳でFIREした私の設計は、あと何年もつだろうか?
そんな問いを真剣に考えるきっかけになったのが、 慶應義塾大学の研究者・早野元詞さんの研究です。ゲノム解析とAIを組み合わせることで老化そのものを制御できる可能性を研究しており、著書「エイジング革命」では、人が250歳まで生きる未来を真剣に議論しています。
詳しくはこちらの動画をご覧ください。
少し前なら「また夢みたいな話を…」と斜に構えていたと思います。でも今はちょっと違います。
ここ最近のAIの進歩を肌で感じている私には、これは全然”夢物語”じゃないのではと第六感が言っています(笑)実は、サム・アルトマンをはじめとする著名な超富裕層が最優先で出資しているジャンルだというのも、現実味を後押しします。

もし若返りの技術が実現したら、自分ならそれにいくらまでなら出せるだろうか?
気づいたら真剣に考えていました(笑)
そしてもう一つの疑問が浮かびます。
もし「ぴんぴんコロリ」─ずっと元気にぴんぴん生きて、 死ぬのは事故みたいにコロリ─が現実になるなら、52歳でFIREした私の資産設計は、何年分あればいいのかな、と。
長生きリスクの「定義」が変わってきた
「長生きリスク」という言葉があります。
一般的には「平均寿命より少し長生きして、資産が尽きてしまうリスク」という意味で使われます。 長生き=怖いこと、という文脈です。
でも寿命120歳時代が現実になるとしたら、この「長生き」の意味自体が変わってくると思っています。 従来の長生きリスクは、あくまで「平均寿命より少し長生きする」という想定の話でした。
でもこれからの時代は、平均寿命という概念自体が薄れてくるかもしれません。極端な話、若い頃に誰もが漠然と感じていた 「何があるかわからない、運が悪ければ明日死んでもおかしくない」 という感覚を持ちながら、ずっと元気に生き続ける。突発的な事故以外では「不老不死」に近いとも言えるかもしれません。
そうなると、70歳、80歳になっても 若い時と同じように新しい経験にチャレンジできる、という素晴らしい話の一方で、元気な期間が延びる=お金がかかる期間も延びる、という課題も浮かび上がってきます。
ただ、私の場合は、お金が尽きるかもしれないリスクへの不安よりも、たっぷりやりたいことをできる時間が持てる可能性への期待と喜びのほうが勝っています。
限りある健康寿命が残るうちにやりたいことをやりたい、と思ってFIREした私が、「その健康寿命が、もしかしたらまだまだ続くかもしれない」と知ったんです。全然悪い話じゃないですよね。
また、寿命が延びれば世界経済の成長にもプラスに働く可能性が高い。つまり株式の利回りへの期待も、悲観する必要はないかもしれません。
ただ一つ、確実に変わるものがあります。年金制度です。
年金制度はどう変わるのか
寿命が120歳に延びる世界では、年金制度は根本から設計し直す必要が出てくるでしょう。
現在の年金制度は「平均寿命まで生きる」前提で設計されています。受給開始を遅らせる「繰り下げ受給」は最大75歳まで遅らせることで受給額が最大84%増えますが、もし120歳まで生きる前提なら、この恩恵は計り知れません。
長生きするほど、繰り下げ受給が有利になる。これは数字として明確です。
ただ、正直に言います。

そもそも年金制度自体が破綻するんじゃないの?
まぁ、そう思いますよね(笑)
ただ、先ほど触れたように寿命が延びる世界では「ガンガン働ける高齢者」も大量に生まれます。労働供給が増え、消費が維持され、経済が回る。「高齢化=経済の重荷」という従来の図式は、健康なまま長生きする前提では成り立たなくなります。今の制度が「破綻する」というより、「また別の制度になって最適化される」というイメージのほうが正確かもしれません。
では私はどうするか。
もちろん今は、決めたルールに従うつもりです。「60〜64歳の間に総資産1億円を下回ったら繰り上げ受給する」 というルール6は、当面は変えません。
その若返りの薬のようなものが一般人の手の届くところに出てきたら考えます(笑)
ただ、もしそんな喜ばしい未来が来るなら、 ルールの見直しは喜んでやります。これほど嬉しいルール変更はありません。
120歳まで生きる前提で計算し直してみた
「85歳までに2,000万残して使い切る」と設計していましたが、「もしかしたら120歳まで生きるかもしれない」となったら、どうなるか。
”85歳”と設定した「ゴール」を見直さないといけなくなります。
試しに120歳まで生きる前提で試算してみました。
これまでは株式の利回り0%で85歳に2,000万円残すという試算をしていましたが、さすがにそのままだと枯渇するので、「長寿命化は世界経済の成長に恩恵がある(=株式の利回りは少し期待しちゃう)」と仮定させてください(笑)
試算結果はこちらです。
| 株式利回り0% | 92歳で資産が枯渇 |
| 株式利回り4% | 120歳で資産が枯渇 |
| 株式利回り5% | 120歳時点で約7,000万円残る |
利回りによっては、FIREを継続できそうな結果です。50代でのFIREなので「時間を味方にできない」と思っていましたが、これだけ長生きすると「時間が味方になってくれる」ようです。少し安心しました。
現時点では「85歳で2,000万になるよう支出をコントロールする」というルールも変更するつもりはありませんが、もしその”若返りの薬”とやらが庶民価格で手に入るようになったら、 この支出のルールも喜んで見直します(笑)
まとめ:長生き時代のFIRE、3つの心構え
もし寿命120歳時代が現実になるとしたら、今のFIRE設計に何が必要か。私なりの3つの心構えをまとめます。
1.一度、長生き前提で試算しておく
「まだ先の話」と思っていても、一度120歳まで生きる前提で 自分の資産がどうなるか試算しておくことも大切じゃないかと思います。
私も実際に計算してみて初めて「意外となんとかなるかも」と気づきました。漠然とした不安は、数字にすることで 整理できることがあります。
2.年金のルールは変わる覚悟をしておく
寿命が延びれば、年金制度も変わらざるを得ません。繰り上げ受給・繰り下げ受給のどちらが有利かも、前提が変われば答えが変わります。
今のルールに縛られすぎず、「変わったら見直す」という柔軟さを持っておくことが大切だと思っています。
3.長生きを「リスク」ではなく「喜び」として捉える
「長生きリスク」という言葉がありますが、健康で長生きできるなら、それはリスクではなく、とても喜ばしいことです。
やりたいことができる時間が増える。つまり、バケットリストをどんどん消し込める。そう考えると、長生きは全然怖くありません。

「ぴんぴんコロリ」は私の究極の望みです!

